家の査定で、一番大切なのは「築年数」と「利便性」である、ということはおそらくみなさんなんとなくご存知かと思います。
どんなに便利な場所にあっても、いつ建てたの…?という程古くては買い手がつきませんし、反対にどんなに築年数が浅く綺麗であっても、駅からバスを何本も乗り継がないと辿り着けないような場所にあってはやはり買い手がつきません。
しかし、その他にも査定員が見ているポイントは沢山あるんです。
例えば
・構造躯体
地震大国である日本では、とても大切な要素です。
・窓からの景観、日射具合
大きな窓があり、とても日当たりが良くてもどの窓から見える景色が一面お墓だったりすると、やはりマイナスポイントになってしまいます。
・ご近所の住民の方々の雰囲気
あまりにも雰囲気が悪かったり、治安があまり良くないかな?と感じるような場合はやはりマイナスポイントになってしまいます。
また、一戸建てとマンションだと見るポイントが変わってきます。
ここからは別々にご紹介します。
▪️一戸建ての場合
・雨漏り、シロアリの被害
どちらも住んでいる中で対策がとれるところでもありますので、しっかりと対策しておきましょう。
・水回り設備の劣化具合
長年生活していく中で、どうしても劣化が進んでしまう場所。
水回りが汚いとどうしても印象が悪くなってしまいます。
・間取り、生活動線
マンションと違い、建てる人によって間取りや生活導線がばらつきのある一戸建て。
万人が生活しやすいものなのか?は大切なチェックポイントです。
あまりにも個性的すぎる間取りなどは少しマイナスになってしまうことも。
▪️マンションの場合
・管理と修繕状態
マンションの共有部分は査定の大切なポイントの一つ。
エントランスから受ける印象は査定に影響を与えます。
また建物の安全性、耐震、免震構造であるかどうか、土壌汚染などの対策がとられているかどうかもチェックされます。
・階数、方角、角部屋
タワーマンションでは階数によって税額を変える動きがでてきているほど、マンションの階数は大切な要素。
他にもベランダが南向きであるかどうか、部屋が角部屋かなど、同じマンションの敷地内であっても場所によって査定額は変わってきます。
・立地
マンションの景観、今度の周囲の発展性がチェックされます。
今は閑散としていても、近い将来大きな商業施設が建つなどの予定があれば、査定額も下がりにくくなります。
いかがでしたか?
上にあげたチェックポイントは、将来売却を視野に入れつつ物件を購入する際にもとても役に立つのではないかと思います。
ぜひ覚えておいてくださいね。