子供の頃、自分だけのお部屋って、とても憧れましたよね?
少し大きな家に住むようになって、自分だけの部屋が持てた時の喜びを、今でも覚えている人も多いのではないでしょうか。

しかし、そんな夢だった自分のお部屋も、独立後には帰省した時に寝る為だけに使う程度。
物置になってしまっているお家も少なくありません。



60歳以上の男女に「子供の独立後、住んでいる家の部屋を活用しきれていない」
と感じるかとアンケートを行ったところ、実に81.9%が「「子どもが独立したあと、活用しきれていない部屋がある」と答えたそうです。

子供の独立後、活用しきれていない部屋数は

「2部屋」…34.4%
「1部屋」…25.3%
「0部屋」…18.1%

という結果に。
やはり子供が2人という家庭が多く、その子供たちが独立後、丸々子供たちの部屋が空いてしまっている状況を表しているといえるのではないでしょうか。
みなさんの実家、または現在のお住まいにも「そういえばあの部屋、放置しているな…」と心当たりがあるかもしれません。

しかし、そのような部屋があったとしても現在の家を「住み替えたい」と積極的に回答する人はわずか3.2%。
これは、日本人の住居に対しての意識が長らく「マイホームを購入し、老後もそこで迎える」もしくは「先祖代々の家を住み継いでいく」というものだったからなのではないでしょうか。
しかし、時代はどんどんと変化していっています。
これからは住む人の人数によって、フレキシブルに家を大きくしたり小さくしたり…
と家を住み替えていく感覚がもっと一般的になっていくのではないでしょうか。

実際に先ほどのアンケートも「将来的には住み替えたい」「住み替えを考えたいが、住み替えられない」の回答を合わせると、住み替えの需要は4割となります。
住み替えることへの意識が特別ではなくなれば、その需要は更に増えていくはず。

あまり有効に生かせていないお部屋に心当たりのある方は、頭の片隅に「住み替え」という選択肢を入れてみてもいいかもしれません。

(via ITmediaビジネス)