何事にも「ベスト」な時期というものがあります。
結婚、転職、出産…様々な要因が絡まりあい、その人その人でベストな時期というものは決まってきますよね。

では、不動産を売却する場合、ベストシーズンというのはあるのでしょうか?
因みに賃貸物件を探す場合には、多くの物件を見たいか、なるべく賃料を下げたいか、などの希望によりベストシーズンというのは変動します。
売却物件も時期によって価格が変動したりするものなのでしょうか?



賃貸物件と共通しているのは、やはり人が動く時期が狙い目だということ。
1~3月、9~11月は入学・進学・転職などに合わせて新しい住まいを探す時期。やはりこの時期は狙い目です。
賃貸物件の更新のタイミングでマイホームの購入の検討をする方も多い為、この時期に情報を出せば多くの人の目に触れやすくなるのです。

しかし、この時期の売却にはデメリットも。
やはり流通する物件の量が多くなる傾向にあるので、必ずしも高く売れるとは限らないのです。
しかし、売却物件はこのベストシーズン以外でも一定の需要はあります。
希望のエリアや予算を決め、「この条件に合う家が出たら教えて欲しい」というように粘り強く待っている人も多いので、ベストシーズンでなくても取引は可能です。

また、不動産物件は「1年のいつか?」という事も大切ですが、賃貸物件と異なり、住宅ローンを利用して買う人が大半。
という事は低金利であるということが大きなメリットになります。
景気動向や税制改正、消費増税前など、購入の追い風となるものがあるかどうか、というのも売却の時期を見極める際には大切かもしれません。

東京都内に限った話でいうと、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、現在マンション価格は高騰していますが、開催後もしくは開催以前に下がり始めるという見方が多くなってきています。
あの時に売っておけばよかった…!と後悔する前に、一度今の時点での査定を受けてから考えてみるのもいいかもしれません。