夢のマイホームを買った途端、海外赴任が決定…
家族は一緒に行くのか?家はどうするのか?
まるでドラマのような展開ですが、大人になってみると案外周りでもよく聞くエピソードとなっています。
もしも海外赴任が決定した場合、家は賃貸に出したほうがいいのでしょうか?
それとも思いって売却してしまったほうがいいのでしょうか?

家への思い入れが強かったり、子供が居て帰国後また同じ学校に通いたい!
というような場合は賃貸に出す方が多いようです。
赴任期間中に家賃収入を得ることができれば月々のローン返済を家賃収入でまかなうこともできます。
入居者の募集や賃貸管理は煩わしいものですが、首都圏であれば海外赴任の方のための賃貸管理サービスもあります。
面倒な入居者との交渉の代行、修理メンテナンス費用の負担、条件によっては賃料保証があるものも。
しかし、いくら賃貸管理サービスがあるといっても愛着のある家を他人に貸すというのは、少し勇気のいる行為です。
どんなに丁寧に住んでくれたとしても、人が何年か住むとなると、それに応じてある程度の痛みや消耗は覚悟が必要です。
家を貸して家賃収入を得る、という事業と捉え、ビジネスライクに割り切れる人に向いているかもしれません。



一方、赴任期間がはっきりと決まっていなかったり、入居者の募集などが煩わしく、赴任をきっかけに売却してしまう方も多いようです。
当初賃貸に出すつもりで動いていた方でも、とりあえず売却査定を依頼し、その価格を見て「この価格なら…」と賃貸から売却へとシフトすることも。
赴任中は会社が家賃を負担してくれることも多く、売却してしまえば継続的なお金の支出を減らすことができるので、浮いたお金を貯蓄などに回すことができます。
売却決定時の住宅ローンの残債と査定額を比べ、更に海外赴任から戻って来た際に新しく転居先を探すことなども考えて、判断するのがよいでしょう。

賃貸に出すのも、売却するのも、どちらもメリット・デメリット、
そして向き不向きがあり、どちらが優れているとは一概には言えません。
しかしどちらにせよ、海外赴任が決定したらすぐに動くことがとても大事になってきます。
迷ったら、まずは不動産会社に相談してみるのがよいでしょう。